塾生から質問のあった問題について、解き方を共有します。

こちらは過去問に解説がついていなかったようです。

 

1⃣(3)2023より小さい整数の中で、2023との最大公約数が1であるものの個数は( )個です。なお、289は素数ではありません。

 

2023との最大公約数が1でない数を数えるため、2023の約数を考えます。

 

289がヒントでしたね。

「2023÷289=7」「289=17×17」より2023の約数は「1,7,17,119,289、2023」の6個です。

 

2023÷7=289より、2023より小さい7の倍数は288個(2023を除くため1を引く)

2023÷17=119より、2023より小さい17の倍数は118個(2023を除くため1を引く)

 

ただし、119(=7×17)の倍数は7の倍数と17の倍数の両方にカウントされてしまうので、

2023÷119=17より2023を除く119の倍数の16個を上の2つの合計から引きます。

 

288+118-16=390

 

これで、2023との最大公約数が1出ない数が390個だと分かりました。

 

 

2023より小さい自然数2022個(2023を除く)から390を引いて答えは1632

 

2022-390=1632

 

 

※289の倍数については17の倍数の中でカウントされているので、何も調整はしません。

 

 

 

1⃣(4)歯の数が90の歯車Aと歯の数が120の歯車Bがかみ合って動いています。歯車Aの回転数は歯車Bの回転数の( エ )倍になります。さらに、歯車Bの葉の数を30増し、歯車Bの回転数を20%増すと、歯車Aの回転数は、もとの回転数の( オ )倍になります。

 

歯車の問題の基本的な解き方を知らない人で、この問題に取り組む人は少ないと思いますので(長くなってしまうので)ポイントだけ確認します。

 

 

エ・・・120÷90=4/3 (3分の4)

 

歯車Bの回転数を30増やす⇒120+30=150

歯車Bの回転数を20%増やす⇒150×(1+0.2)=180

 

歯車A90、歯車B180より、Aの回転数はBの回転数の2倍になります。

180÷90=2

 

ただし、この問題では、もとの回転数(4/3)の何倍かを聞かれているので、2を3分の4で割ります。

2÷4/3=3/2(=1.5)

 

 

 


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