これから高校受験に臨む皆さんは、そろそろ受験校が決まってきたころではないでしょうか。
中にはまだ決まっていない人や、次の定期テストの結果を見て決めようという人もいるかと思います。
今回は、千葉県教育委員会の行ったアンケート調査の結果をもとに1つ上の先輩たちがどうやって進学先を決めたのか、確認してみたいと思います。
この手の資料を見るときに興味深いのは、子どもと親の感覚のずれです。たとえば次の数値を見てください。県内の公立・私立に進学した(2023年11月時点で高校1年生の)皆さんとその保護者の回答です。
①進学先を決めたのは誰の意見によるものが大きかったと思いますか。
◎公立高校の生徒
1位 保護者や家族1492票
2位 自分(本人)1441票
3位 塾439票
4位 学校の先生424票
◎公立高校生徒の保護者
1位 自分(本人)2084票
2位 保護者や家族429票
3位 塾67票
4位 学校の先生62票
私立高校の生徒の場合は次の通りです。
◎私立高校の生徒
1位 保護者や家族743票
2位 自分(本人)622票
3位 塾181票
4位 学校の先生176票
5位 先輩や友人64票
◎私立高校生徒の保護者
1位 自分(本人)828票
2位 保護者や家族185票
3位 学校の先生44票
4位 塾25票
5位 先輩や友人5票
このアンケート調査から推測できることは・・・
▶親の発言は(親が)思っているより子どもに影響を与える
親が「○○高校に行ってほしい」と言っても聞いてくれないなんてご意見が聞こえてきそうな気もしますが、実は「親の希望通り」にはならなくても、「親の発言の影響」は強く受けていることが多いです。
「○○くんのお兄ちゃんが△△高校に行ったんだって!すごいよね」とか、まだまだ小さいころに「××高校は頭がいい子しか行けないんだよ。」とか、「□□高校に行ってくれたら一万円上げる」とか、子どもが小さいころに言ったことが(親は忘れているけど)印象に残っていて子どもの考えに影響を与えることもあるかもしれません。
基本的に中学3年生にもなると受験生の皆さんは、たいして情報もない中で「早く志望校を決めましょう」と家でも学校でも、場合によっては塾でも言われてしまいます。十分に調べて吟味して決める人もいるでしょうが、何となく決めてしまう人もいるのだと思います。だから親が何気なく言った発言というのは大きな影響を与えてしまう可能性があります。
親は「そんなこと言ったっけ?」くらいのつもりでいたりするので、本人が自分で決めたと誤解することは少なくありません。
これは塾講師の立場でも同じで、気軽に学校を勧めてしまうと安易に決めてしまう場合もあるので、進路選びに関する発言は慎重にした方がよさそうです。
本ページの数値は2023.7.25『令和5年度 千葉県公立高等学校入学者選抜に関する協議会(第1回)』の配布資料(2023.11.8閲覧)をもとにしています。
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