※下の画像は、数学の得点・偏差値と推移が確認しやすいよう、上の成績表の一部を拡大したものです。

※数学は中2・3月の偏差値49から、中3・1月には偏差値70(97点)まで上昇しています。
※当塾で受験した模試の成績推移です。氏名等の個人情報は掲載していません。

千葉県公立上位校(県立船橋、千葉東、薬園台、船橋東など)を目指す受験生や保護者の皆様の間には、「上位校を目指すなら、早い時期からハイレベルな難問集にどんどん取り組まなければならない」というイメージが根強くあります。しかし、少なくとも上位校合格のために、それが唯一のルートというわけではありません。

当塾から船橋東高校へ進学した、ある生徒の実例をご紹介します。彼は当初、薬園台高校を第一志望としていましたが、最終的に船橋東高校を受験して合格しました。中2の3月時点で「49」だった彼の数学の偏差値は、中3の1月には「70(97点)」へと到達しています。

もちろん、成績が一直線に上がったわけではありません。途中には偏差値が下がった回もありました(49→61→58→61→61→63→70)。それでも学習方針を大きく変えずに積み上げを続けた結果、1月に70へ到達したのです。

この成績向上において、市販のいわゆる「ハイレベル難問集」を学習の軸として使用することはありませんでした。彼が船橋東高校合格に至るまでに使用した教材と、実際の学習順序を公開いたします。

春〜夏:応用への未練を断つ「基礎固め」
中3の9月頃までの通常授業では、応用問題を意図的に広げず、基礎基本に絞ったオリジナル教材を中心に進めました。定期テスト前は「教科書ぴったりトレーニング(新興出版社)」を使用し、学校内容の定着を優先しています。 夏期講習の数学においても、使用したのは標準的な「必修サマー(文理)」です。応用問題へ進みたくなる時期にも、あえて基礎の反復に徹し、基本事項の抜けをできる限り減らすことに時間を投資しました。

秋(10月〜12月):基礎を武器に変える「千葉県特化対策」
基礎がかなり安定してきた10月から、千葉県特化の入試対策教材(独自教材)へと移行しました。ここでも定期テスト前には「教科書ぴったりトレーニング」へ戻り、内申点対策と基礎の確認を並行して行っています。 また、9月からは通常授業とは別に日曜午前の入試対策講習に参加し、実戦問題にも触れ始めました。この講習では、千葉県公立入試の過去問を大問単位で切り取ったものや、出題傾向の近い他都道府県の過去問、一部の私立問題などを扱い、「どの知識を使えば解けるのか」を自力で見つけ出す訓練を繰り返しました。

直前期(冬期〜入試本番):「解き切る力」の養成
千葉県特化教材を年末で終わらせ、冬期講習から1月中旬にかけては、公立入試対策および私立併願対策を兼ねた直前対策教材に取り組みました。そして1月中旬以降から入試本番までは、全国公立入試の過去問(映像授業付き)を徹底的に演習し、初見問題への対応力を高めていきました。

結論:「上位校合格=難問集」ではない
今回の事例がお伝えしたいのは、上位校を目指すからといって、最初から難しい教材を使う必要はないということです。重要なのは、その時点の学力に必要な課題を見極め、基礎から入試実戦へと適切な順序で負荷を上げていくことだと考えています。

自分の弱点を把握し、順序立てて学習を積み上げることで、現在の成績ではまだ届いていない志望校を目指せる可能性は十分にあります。

▼【外部生も歓迎】中3公立入試対策講習について

https://assist-narashino.juku-web.com/2026/08/21/chiba-public-exam-course-2026/