こんにちは。 新・個別指導アシスト習志野校です。

「歴史の年号がどうしても覚えられない……」
「並べ替え問題になると、いつも間違えてしまう……」

社会の受験勉強をしていて、こんなふうに悩んでいませんか?歴史の年代並べ替え問題は、すべての年号を丸暗記していなくても、「原因と結果のつながり」を追うことで正解を導き出すことができます。また、過去問をしっかり分析すると「以前出たキーワードが、別の年にも繰り返し出題されている」ことに気がつくはずです。

実際に、2020年度(令和2年度)千葉県公立高校入試・後期選抜の大問5(1)で、近代の外交に関する並べ替え問題が出題されました。

【問題】 略年表中のAの時期(1900年〜1924年)の日本の動きを,次のア~エのうちから三つ選び,年代の古いものから順に並べ,その符号を書きなさい。

アメリカの仲介によって,ロシアとポーツマス条約を結んだ。 ロシアの勢力拡大に対抗するため,日英同盟を結んだ。 「満州国」を承認しない国際連盟に反発して,脱退を通告した。 中国に対して二十一か条の要求を行い,大部分を認めさせた。

実は、選択肢の「日英同盟」と「二十一か条の要求」は、2023年度(令和5年度)の入試問題でも選択肢として登場しています。千葉県がいかにこの時代の流れを重要視しているかがわかりますね。

この問題も「4つの中から3つを選んで並べ替える(=1つはダミー)」形式です。 まず、Aの時期は「1900年〜1924年」です。選択肢「ウ」の国際連盟からの脱退は、満州事変(1931年)の後の出来事(1933年)なので、時期が合わないダミーだと見抜くことができます。

残った「ア」「イ」「エ」を、「日本がロシアなどの大国とどう関わったか」という原因と結果のストーリーに当てはめて並べ替えてみましょう。

  • 第1段階:ロシアに対抗する味方をつくる(イ)
    南へ勢力を広げてくるロシアに危機感を持った日本は、「ロシアに対抗するため」に世界最強の国・イギリスと手を結びました(日英同盟)。

  • 第2段階:ロシアと戦い、講和する(ア)
    その後、実際に日露戦争が起こります。日本は辛くも勝利し、アメリカの仲介によってロシアと講和条約(ポーツマス条約)を結びました。

  • 第3段階:大戦の隙をついて要求を通す(エ)
    日露戦争の後、ヨーロッパで第一次世界大戦が始まります。ヨーロッパの国々がアジアに目を向けられない隙をねらって、日本は中国に対して強い要求(二十一か条の要求)を突きつけました。

このように、「ロシアが怖いからイギリスと組む」→「ロシアと戦って条約を結ぶ」→「その後、大戦の隙に中国へ要求する」という流れを追えば、正解である【イ → ア → エ】をスムーズに導き出すことができます。

テスト本番での安心感と解答スピードを上げるために、いくつか「はっきりと覚えている年号(アンカー)」を作っておくのも有効です。受験勉強に役立つ語呂合わせの一例をご紹介します。

① 日英同盟(1902年) 「遠くをに(1902)らむ日英同盟」
遠くにいる大きなロシアをにらんで、イギリスと固い握手を交わしたイメージです。

② ポーツマス条約(1905年) 「特に怒(1905)ったポーツマス条約」
戦争に勝ったのにロシアから賠償金(お金)がもらえず、「話が違う!」と日本の国民が特に怒ってしまった(日比谷焼打事件など)という歴史の事実とセットで覚えてみましょう。

③ 二十一か条の要求(1915年) 「行く(19)ぞ!以後(15)は言うこと聞けと二十一か条」
第一次世界大戦のどさくさに紛れて、中国に対して「行く(19)ぞ!以後(15)は日本の言うことを聞け」と強気な要求を突きつけたイメージです。

時代の大きな流れを頭に入れた上で、このような語呂合わせを活用すれば、入試本番でも落ち着いて並べ替え問題に対処できます。

さて、千葉県の公立高校入試は5教科の総合点で決まります。しかし、一般的な個別指導塾で英語と数学に加えて「社会」や「理科」まで受講科目を増やすと、費用が大きく跳ね上がってしまうという現実があります。そのため、社会の対策がどうしても後回しになりがちです。

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