こんにちは。 新・個別指導アシスト習志野校です。

「歴史の年号がどうしても覚えられない……」
「並べ替え問題になると、いつも間違えてしまう……」

社会の受験勉強をしていて、こんなふうに悩んでいませんか?歴史の年代並べ替え問題は、すべての年号を丸暗記していなくても、「目的(原因)に向かってどう動いたかというステップ」を追うことで正解を導き出すことができます。

実際に、2020年度(令和2年度)千葉県公立高校入試・前期選抜の大問5(1)で、明治時代の政治の動きに関する並べ替え問題が出題されました。以下のような問題です。

【問題】 略年表中のAの時期に起こったことがらを,次のア~エのうちから三つ選び,年代の古いものから順に並べ,その符号を書きなさい。

大日本帝国憲法が,天皇から国民にあたえるという形で発布された。
伊藤博文を中心として,立憲政友会が結成された。
全国の自由民権運動の代表が大阪に集まり,国会期成同盟が結成された。
大隈重信を党首として,立憲改進党がつくられた。

この問題も「4つの中から3つを選んで並べ替える(=1つはダミー)」という形式です。

まず、問題の「Aの時期」を確認すると、略年表から「1874年(民撰議院設立建白書)」から「1890年(第一回帝国議会)」の間であることがわかります。 この時期の日本は、「自分たちの代表が集まる『国会』を開いてほしい!」という国民の声が高まり、実際に国会が開かれるまでの準備期間でした。

ここで選択肢を見てみましょう。選択肢「イ」の「立憲政友会」は、国会が開かれてからずっと後(1900年)に伊藤博文がつくった政党なので、Aの時期には含まれないダミーだと見抜くことができます。

残った「ア」「ウ」「エ」を、「国会が開かれるまでのステップ(原因と結果)」に当てはめて並べ替えてみましょう。

  • 第1段階:国会を開いてほしいとアピールする(ウ)
    まずは「国会を作ってくれ!」という国民の声をまとめる必要があります。そこで全国の代表が集まり、国会開設を求めるグループ(国会期成同盟)を結成しました。

  • 第2段階:選挙に向けて政党をつくる(エ)
    国民の熱意に押され、政府が「10年後に国会を開く」と約束しました。すると、「それなら選挙に向けて自分たちのチーム(政党)を作って準備しよう!」という動きになり、大隈重信らが立憲改進党をつくりました。

  • 第3段階:国会を開く前に国のルールを決める(ア)
    いよいよ国会を開くという直前、そもそも「この国をどうやって運営していくか」という根本的なルール(大日本帝国憲法)が発布されました。このルールができた翌年に、ついに第一回帝国議会が開かれます。

このように、「国会を作れと要求する」→「政党を作って準備する」→「国会を開く直前に憲法(ルール)を決める」という流れを追えば、正解である【ウ → エ → ア】をスムーズに導き出すことができます。

もちろん、テスト本番での安心感と解答スピードを上げるために、いくつか「はっきりと覚えている年号(アンカー)」を作っておくのも有効な受験テクニックです。覚えやすい語呂合わせをいくつかご紹介します。

① 国会期成同盟(1880年) 「いややわ(1880)!国会がない政治なんて」
「い(1)や(8)や(8)わ(0=輪)」の語呂合わせです。「自分たちの代表が話し合う場(国会)がないなんて、いややわ!」と、国民が不満の声を上げて集まったイメージです。

② 大日本帝国憲法発布(1889年) 「いち早く(1889)ルールを決めよう帝国憲法」
いよいよ翌年に国会が開かれるので、「いち(1)早く(889)」国の根本的なルールを完成させようと急いだ様子を覚えてみましょう。

時代の大きな流れを頭に入れた上で、このような語呂合わせを活用すれば、入試本番でも落ち着いて並べ替え問題に対処できます。

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