こんにちは。 新・個別指導アシスト習志野校です。
「歴史の年号がどうしても覚えられない……」
「並べ替え問題になると、いつも間違えてしまう……」
社会の受験勉強をしていて、こんなふうに悩んでいませんか?
歴史の年代並べ替え問題は、すべての年号を丸暗記していなくても、「原因と結果のつながり」を追うことで正解を導き出すことができます。
実際に、2021年度(令和3年度)千葉県公立高校入試の大問5(5)で、戦後から現代にかけての世界の動きに関する並べ替え問題が出題されました。以下のような問題です。
【問題】 次のア〜エは,Dのカード中の下線部e(1949年)の年代以降に起こったできごとである。ア〜エを年代の古いものから順に並べ,その符号を書きなさい。
ア 日韓基本条約が結ばれた。
イ 東西ドイツが統一された。
ウ 香港が中国に返還された。
エ アジア・アフリカ会議が開かれた。
この問題は、第二次世界大戦が終わったあとの「現代史」の流れを問うものです。 戦後の世界は、アメリカ(資本主義)とソ連(社会主義)が対立する「冷戦」というピリピリした時代から始まり、やがてその対立が終わりを迎えて新しい時代へと進んでいきます。この大きなストーリーに当てはめてみましょう。
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第1段階:新しい独立国たちの団結(エ)
第二次世界大戦後、これまで植民地だったアジアやアフリカの国々が次々と独立しました。「アメリカとソ連の対立には巻き込まれず、自分たちで平和な未来を作ろう!」と新しい国々が集まって話し合ったのがアジア・アフリカ会議です。 -
第2段階:冷戦下での関係修復(ア)
冷戦が続く中、アメリカ側(資本主義陣営)にいた日本は、同じ陣営の結束を固めるためにも、お隣の韓国と正式に国交を回復して関係を修復しました(日韓基本条約)。 -
第3段階:冷戦の終わりと国の統一(イ)
長かった冷戦がついに終わりを迎えます。その最も大きな象徴が、冷戦のせいで真っ二つに分断されていたドイツが一つに戻ったこと(東西ドイツの統一)でした。 -
第4段階:新しい時代への移行(ウ)
冷戦という枠組みが完全になくなり、世界が新しい経済の形へと進む中、かつての植民地時代の名残であった香港が、イギリスから大きく成長した中国へと返還されました。
このように、「新しい国々が声を上げる」→「冷戦の中で日本と韓国が手を結ぶ」→「冷戦が終わってドイツが一つになる」→「新しい時代に入り香港が返還される」という流れを追えば、正解である【エ → ア → イ → ウ】をスムーズに導き出すことができます。
もちろん、テスト本番での安心感と解答スピードを上げるために、いくつか「はっきりと覚えている年号(アンカー)」を作っておくのも有効な受験テクニックです。覚えやすい語呂合わせをいくつかご紹介します。
① アジア・アフリカ会議(1955年) 「行く!ゴーゴー!(1955) アジア・アフリカ会議」
新しい国々が「前へ進もう!」とゴーゴー!と勢いよく集まった元気なイメージです。
② 日韓基本条約(1965年) 「インク(19)向こ(65)うへ、日韓基本条約」
条約のサインをするために、万年筆のインクを相手(向こう)と渡し合って契約を結んだ様子をイメージしてみましょう。
③ 東西ドイツ統一(1990年) 「行く(19)ぞ、くれ(90)ぐれも仲良く東西ドイツ」
長年離れ離れだった二つの国が、「これからは、くれぐれも仲良くやっていこうね」と一つになった感動的な場面です。
時代の大きな流れを頭に入れた上で、このような前向きな語呂合わせを活用すれば、入試本番でも落ち着いて並べ替え問題に対処できます。
さて、千葉県の公立高校入試は5教科の総合点で決まります。しかし、一般的な個別指導塾で英語と数学に加えて「社会」や「理科」まで受講科目を増やすと、費用が大きく跳ね上がってしまうという現実があります。そのため、社会の対策がどうしても後回しになりがちです。
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