こんにちは。 新・個別指導アシスト習志野校です。

「歴史の年号がどうしても覚えられない……」
「並べ替え問題になると、いつも間違えてしまう……」

社会の受験勉強をしていて、こんなふうに悩んでいませんか?歴史の年代並べ替え問題は、すべての年号を丸暗記していなくても、「原因と結果のつながり」を追うことで正解を導き出すことができます。

実際に、2022年度(令和4年度)千葉県公立高校入試の大問5(4)で、第一次世界大戦から第二次世界大戦にかけての世界の動きに関する並べ替え問題が出題されました。以下のような問題です。

【問題】 略年表中のBの時期に起こったことがらを,次のア~エのうちから三つ選び,年代の古いものから順に並べ,その符号を書きなさい。

アメリカで,ニューディール(新規まき直し)政策が始まった。
日本,ドイツ,イタリアは日独伊三国同盟を結んだ。
ワシントン会議で,海軍の軍備を制限する条約などが結ばれた。
朝鮮では,北緯38度線を境とし,南に大韓民国,北に朝鮮民主主義人民共和国が成立した。

この問題も「4つの中から3つを選んで並べ替える(=1つはダミー)」という形式です。

まず、問題にある「Bの時期」を確認すると、略年表から「1919年(ベルサイユ条約が結ばれる)」から「1945年(第二次世界大戦が終わる)」の間であることがわかります。 ここで選択肢を見てみましょう。「エ」の韓国と北朝鮮の成立は、第二次世界大戦が「終わった後」の出来事です。したがって、まずは「エ」をダミーとして除外します。

残った「ア」「イ」「ウ」を、世界の「原因と結果のストーリー」に当てはめて並べ替えてみましょう。

  • 第1段階:戦争の反省と平和への願い(ウ)
    第一次世界大戦という悲惨な戦争が終わった後、世界は「もう戦争はこりごりだ」と考えました。そこで、これ以上の争いを防ぐために、世界中で軍備(武器や軍艦)を減らす話し合いが行われました(ワシントン会議)。

  • 第2段階:世界的な大不況の発生(ア)
    平和が続くかと思われましたが、アメリカから世界中を巻き込む大不況(世界恐慌)が起こってしまいます。この大ピンチを乗り切るために、アメリカは国が積極的に経済を立て直す大きな政策を始めました(ニューディール政策)。

  • 第3段階:再び戦争への道へ(イ)
    不況によって世界中の国々が自分の国のことで精一杯になり、国際関係がギスギスし始めます。そうした不安定な状況の中、戦争へと突き進んでいく日本・ドイツ・イタリアが手を結びました(日独伊三国同盟)。

このように、「平和を願って軍備を減らす」→「大不況が起きてアメリカが対策する」→「世界が不安定になり三国同盟を結ぶ」という流れを追えば、正解である【ウ → ア → イ】をスムーズに導き出すことができます。

もちろん、テスト本番での安心感と解答スピードを上げるために、いくつか「はっきりと覚えている年号(アンカー)」を作っておくのも有効な受験テクニックです。覚えやすい語呂合わせをいくつかご紹介します。

① ワシントン会議(1921年) 「特にいい(1921)話し合い、ワシントン会議」
大きな戦争が終わった後、「これからは軍備を減らして平和にやっていこう」という前向きな話し合いが行われたイメージです。実は、このワシントン会議は2026年の最新入試でも出題されている超重要キーワードです。過去問の傾向をしっかり分析すると、こうした『繰り返し狙われるポイント』が見えてきます

② ニューディール政策(1933年) 「ひどく散々(1933)な不景気、ニューディール政策」
世界中の経済が「ひどく散々」な状態になってしまった大不況から、なんとか立ち直ろうとする政策です。

③ 日独伊三国同盟(1940年) 「行くよ、オー(1940)!と三国同盟」
日本、ドイツ、イタリアの三国が「行くよ、オー!」と気合を入れて手を組んでしまった様子をイメージしてみてください。

時代の大きな流れを頭に入れた上で、このような語呂合わせを活用すれば、入試本番でも落ち着いて並べ替え問題に対処できます。

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