こんにちは。 新・個別指導アシスト習志野校です。

「歴史の年号がどうしても覚えられない……」
「並べ替え問題になると、いつも間違えてしまう……」

社会の受験勉強をしていて、こんなふうに悩んでいませんか?歴史の年代並べ替え問題は、すべての年号を丸暗記していなくても、「原因と結果のつながり」を追うことで正解を導き出すことができます。

実際に、2023年度(令和5年度)千葉県公立高校入試の大問5(2)で、近代日本の歩みに関する問題が出題されました。画像「image_8119cc.png」および「image_8119e9.png」に提示されたのは、以下のような少し複雑な問題です。

【問題の概要】 北里柴三郎の略年表のうち、「Aの時期(1894年〜1914年)」に起こったことがらを、次のア〜エのうちから三つ選び、年代の古いものから順に並べなさい。

日本は韓国を併合して植民地とし、朝鮮総督府をおいて支配した。
日本とイギリスは、協力してロシアに対抗するために、日英同盟を結んだ。
日本は中国に対して、二十一か条の要求を提出し、多くの要求を認めさせた。
ロシアは、ドイツ・フランスを誘って、遼東半島を清に返すよう日本にせまった。

この問題のポイントは、「4つの中から3つを選んで並べ替える(=1つはダミー)」という点です。ここでも「歴史のストーリー(つながり)」を知っていれば、簡単に解くことができます。

Aの時期は「1894年(日清戦争が始まった年)」から「1914年(第一次世界大戦が始まった年)」の間です。この時期の日本は、ロシアという大きな国とどのように向き合っていくかが最大のテーマでした。

  • 第1段階:ロシアからの横やり(エ)
    日清戦争に勝利した日本は、清(中国)から遼東半島を譲り受けました。しかし、「日本が強くなるのは困る!」と考えたロシアが、ドイツ・フランスを誘って「返しなさい」と迫ってきました(三国干渉)。泣く泣く半島を返した日本は、ロシアへの警戒を強めます。

  • 第2段階:強い味方をつくる(イ)
    「いつかロシアと戦うことになるかもしれない」と考えた日本は、同じくロシアの動きを警戒していた世界最強の国・イギリスと手を結びました(日英同盟)。

  • 第3段階:韓国への影響力を強める(ア)
    その後、実際に日露戦争が起こり、日本は辛くも勝利します。ロシアの脅威を退けた日本は、韓国への影響力を決定的なものとし、ついに併合しました(韓国併合)。

このように、「ロシアに邪魔される」→「イギリスと協力する」→「ロシアに勝利して韓国を併合する」という原因と結果を追えば、【エ → イ → ア】という順番が自然に決まります。 ちなみに、残った「ウ(二十一か条の要求)」は、1914年に第一次世界大戦が始まってから(1915年に)出されたものなので、Aの時期には含まれないダミーだと見抜くことができます。

もちろん、テスト本番での安心感と解答スピードを上げるために、いくつか「はっきりと覚えている年号(アンカー)」を作っておくのも有効な受験テクニックです。覚えやすい語呂合わせをいくつかご紹介します。

① 三国干渉(1895年) 「人は急に降(1895)参、三国干渉」
3つの大国から急に言いがかりをつけられ、泣く泣く降参してしまったイメージです。

② 日英同盟(1902年) 「遠くをに(1902)らむ日英同盟」
はるか遠くにいる大きなロシアをにらんで、イギリスと固い握手を交わしたイメージです。

③ 韓国併合(1910年) 「行くよ、とうとう(1910)韓国併合」
日清・日露という大きな戦争を経て、とうとう併合に至ったという流れで覚えてみましょう。

時代の大きな流れを頭に入れた上で、このような語呂合わせを活用すれば、入試本番でも落ち着いて並べ替え問題に対処できます。

さて、千葉県の公立高校入試は5教科の総合点で決まります。しかし、一般的な個別指導塾で英語と数学に加えて「社会」や「理科」まで受講科目を増やすと、費用が大きく跳ね上がってしまうという現実があります。そのため、社会の対策がどうしても後回しになりがちです。

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