日頃より当塾の教育活動にご理解を賜り、誠にありがとうございます。新・個別指導アシスト習志野校(習志野受験研究所)です。

大学受験の勉強が進み、いざ志望校の過去問演習に入った段階で、多くの受験生が予期せぬ壁にぶつかります。その代表例の一つが、千葉大英語の大問3・問2(指定語句の書き換え/同意文完成)です。

インターネットの受験相談などを見ていると、こうした一見特殊な形式に出会った際、多くの受験生が非効率な対策に走り、迷走してしまっているのを目にします。

本稿では、千葉大を志望する受験生がなぜこの問題で行き詰まってしまうのか、そしてそれを突破するためには何が必要なのかを、当研究所の分析に基づき客観的に解説いたします。

1. 千葉大英語の特殊な傾向:大問3・問2「同意文完成」の正体

千葉大学の英語・大問3の問2は、元の英文に対して、指定されたキーワードをそのままの形で含みつつ、3〜5語で同じ意味の文を完成させるという形式です。 一部で「ケンブリッジ英検などの他資格試験と似た形式だ」と評されることもあるほど、日本の大学入試においてはやや特徴的な問題に見えます。

しかし、出題の正体は特殊でも何でもありません。そこで問われているのは、「元の文の構造を正しく把握し、指定されたキーワードを核にして、別の文法ルール(受動態、仮定法、不定詞と動名詞の書き換えなど)で構造を再構築できるか」という、極めて純粋で本質的な文法・構文の運用能力です。

2. 「似た問題集・参考書を探す」という受験生の罠

この問題が解けなかったとき、受験生の多くが以下のような行動に走ります。

  • 「似たような形式ばかりを集めた新しい問題集(英検の対策本など)を買う」

  • 「この形式に特化した参考書を探し回る」

指導現場の視点から申し上げると、これは非効率になりやすい対策です。 他資格の問題集は、要求される語彙の方向性が大学入試の傾向と異なることがあります。何より「新しい教材を追加する」ことは、直前期の受験生にとって学習計画が過密になり、定着が落ちやすくなる原因となります。 形式への“慣れ”に寄せすぎた対策をしてしまうと、本来の原因(構造再構築の弱さ)が残りやすくなってしまうのです。

3. なぜVintageやネクステを暗記しても解けないのか?

では、「Vintage(ビンテージ)」や「Next Stage」といった網羅系の英文法問題集を繰り返せば解けるようになるのでしょうか。一般的な千葉大志望者であれば、英文解釈・文法・英作文の対策は一通りこなしているはずです。それなのにこの問題が解けないとしたら、理由は主に以下の2点に集約されます。

理由①:指定語句から逆算する経験が不足している
4択問題集をやり込んでいる生徒は、熟語を「見て、意味が分かる」状態にはなっています。しかし、自らの脳内データベースから「特定のキーワードをフックにして、白紙から熟語の塊を引っ張り出す」という能動的な訓練が不足しています。

理由②:同じ内容を“別の文法”で組み直す回路が弱い
英作文の練習でも「自分の知っている安全な表現(逃げ道)」ばかりを使って書く癖がついていると、出題者に強制された不自由な構造の中で文を成立させる負荷に耐えられなくなります。知識としては知っている熟語であっても、それを「別の構造で言い換える(パラフレーズする)」という回路が繋がっていないのです。

4. アシスト習志野校の解決策:手持ちの武器で「パラフレーズの回路」を繋ぐ

当塾では、この形式に対応するために「新しい参考書」を追加することは原則としてありません。「読解」「文法書」「英作文」の教材を正しく運用するだけで、千葉大の同意文完成は十分に攻略できるからです。

必要なのは教材ではなく、日々の勉強における「使い方」を少し変えることです。当塾では、普段の授業や添削の中で、以下の3つのアプローチを取り入れています。

① 1文を2通りで言い換える(指定語句なし→指定語句あり)
文法問題を解く際、ただ正解を選ぶだけでなく「なぜその形になるのか」「別の構文で書き換えるとしたらどうなるか」という論理(文型や品詞の変換ルール)を自分の言葉で説明させ、複数の視点を持たせます。

② 熟語を“見て分かる”から“引っ張り出す”へ(白紙再現)
文法書の解説欄にある「=(イコール)で結ばれた書き換え表現」を重視し、キーワードだけを見て、同じ意味の文を白紙に自力で書き出す訓練を行います。

③ 制約(3〜5語/指定語句固定)を毎回1問だけ入れる
英作文の添削時などに、「では、この正解の文を『without』を使って同じ意味で書き直してみて」と、条件を固定した言い換え練習(制約付きトレーニング)を課します。

このような「論理的な構造処理」を普段から意識させるだけで、生徒の脳内では「読解」と「文法」と「英作文」の垣根が消滅します。結果として、千葉大のような一見特殊な書き換え問題に出会っても、それを「ただの数学の変形パズル」として冷静に処理できるようになるのです。


形式に惑わされず、手持ちの武器を最大限に活かして本質的な学力を育てる。それが新・個別指導アシスト習志野校の指導方針です。

「単語も文法もやっているのに、なぜか過去問で点が取れない」「特定の形式への対策方法が分からない」とお悩みの方は、ぜひ一度、当塾の無料学習相談にお越しください。純粋な知性と客観的な分析に基づき、お子様の学習課題を的確に解消する道筋をご提示いたします。